皆さんこんにちばんわ!
最近は体験から入部する子が増えてバドミントンに興味を持ってくれて本当にうれしい限りです
そして自分も指導者としてその子達をきちんと指導しないとというプレッシャーも感じてます
自分も勉強のために最近ではバドミントン関連の本を読み漁っています
自分が読んだ本でバドミントンを始めたお子さんがいる保護者さんに是非読んで貰いたい一冊があります。
最近?(昨年12月)に発売された
↓↓子供がバドミントンを始めたら読む本【廣瀬 栄理子監修】↓↓
です!
兵庫県猪名川町から青森山田高校へ「バドミントン留学」をする。インターハイでは高校1年時にダブルスで優勝、3年時には団体で優勝した。2003年に高校を卒業し三洋電機(現 パナソニック)に入社。その年の全日本総合選手権で3位入賞。2004年の全日本総合選手権では初優勝を果たし10代で女子シングルス日本一に。 攻撃的かつスピード溢れるプレースタイルで、2008年北京オリンピックベスト16、2011年全英選手権準優勝、全日本総合選手権優勝5回など、長く日本の女子シングルスを牽引した。
2014年の全日本総合を最後に現役を引退。その後、2017~2019年にはナショナルチーム(Bチーム)コーチとして後進の育成を行なった。
現在は、バドミントンの普及活動や解説など多岐に渡り活躍中。
株式会社RIGHTS.より引用
読んでみた感想を書いてみました。是非参考にしていただき読んでみてください
当ジュニアの保護者さんでしたら、お貸しすることが出来ますのでお気軽に言ってくださいね!
子供がバドミントンを始めたら読む本を読んで
本書『子供がバドミントンを始めたら読む本』は、子どもを対象に指導する立場にある私にとって、多くの学びと気づきを与えてくれる一冊でした。
技術指導に偏りがちな現場において、子どもたちの「心」をどう育てていくか、その本質を問い直す内容が随所にあり、指導者として原点に立ち返る機会となりました。
とくに印象的だったのは、「技術よりも、まず楽しさを教える」という一貫したメッセージです。
これは言葉にするのは簡単ですが、実際の現場では勝敗や結果を優先するあまり、忘れがちな部分です。
「バドミントンを楽しいと思えた子どもこそ、将来的に伸びていく」という考え方が何度も示されており、我々指導者が子どもたちに対してまず“スポーツを好きにさせること”を優先すべきだという視点は、深く心に響きました。
また、子どもの発達段階に応じた声かけや練習の工夫が豊富に紹介されており、特に思春期の子どもとの接し方についてのアドバイスは実用的です。
「指導は支配ではない」「自立を妨げる親やコーチの存在が、やる気を奪う」という内容には身の引き締まる思いがありました。
技術的に教えることはあっても、子どもが自ら気づき、考え、行動する余地を残すことが、長い目で見た“育成”に繋がるのだと感じました。
さらに、保護者との関係についての記述も大変参考になりました。
良好な指導環境をつくるうえで、保護者との信頼関係がいかに大切かを再認識しました。
子ども一人一人の成長の背景には、必ず家庭があり、親のサポートや理解も含めて、チームとして育てていくという意識が求められます。“親子と指導者”の三者がどう関わるべきかに触れている点は、他の技術書にはない魅力です。
まとめ
『子供がバドミントンを始めたら読む本』は、単なる技術指南書ではなく、子どもたちの成長と向き合う指導者にとっての“指導の哲学書”ともいえる内容でした。
本書を通して改めて感じたのは、スポーツ指導の本質が「上手にさせること」ではなく、「夢中にさせること」「自ら学ぶ力を育てること」にあるという事実です。
初めてラケットを握る瞬間から、試合で悔し涙を流す日まで──子どもたちはスポーツを通して多くの経験をします。
その中で、指導者は彼らの伴走者として、失敗を支え、成功を讃え、自立へと導く存在でなければなりません。
本書では、そのために必要な視点──段階的な導入、遊び心のある練習、成功体験の演出、そして人間的な成長への配慮が、豊富な事例とともに具体的に紹介されていました。
特に印象的だったのは、すべての章を通して一貫していた「子どもの目線に立つ」という姿勢です。指導者が一方的に“教える”のではなく、子どもと一緒に“気づき・楽しみ・成長していく”という関係性が、持続的な意欲と実力向上の鍵となります。
私自身の指導にも、この視点をもっと取り入れていきたいと強く感じました。
また、本書ではスポーツの枠を越えて、礼儀・自立心・仲間との信頼といった“生きる力”の育成にも大きな比重が置かれており、これはまさに教育の根幹です。
勝敗に一喜一憂するのではなく、「人としての成長」に焦点を当てた指導のあり方が、未来ある子どもたちの人生をより豊かにすることを教えてくれます。
この本を手に取った全ての指導者にとって、自らの指導を見つめ直す貴重な機会となるでしょう。
私もまた、日々の現場にこの学びを還元し、子どもたちが「バドミントンをやっていてよかった」と思える環境づくりに全力を尽くしていきたいと思います。
是非一度読んでみてください
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